ご挨拶
第3回日本臨床腎臓病看護研究会学術集会・総会
会 長 薄井 園(公立学校共済組合 東海中央病院)
認定看護師のフォローアップ研修として開催していた当会が、多くの方が慢性腎臓病看護を共に学べる場となるよう学術集会に変更し、第3回を開催する運びとなりました。
今回のテーマは「CKD看護を看る」とし、CKD看護において大切にしたいキーワードを「信頼・寄り添い・こころ・倫理」の4つを示させていただきました。この4つのキーワードで、日ごろの看護の振り返ることは慢性疾患を患う人とのかかわりに、良い刺激をもたらすと私は考えます。
慢性腎臓病は保存期から終末期までその病期ごとに必要な関わりがあります。腎代替療法を必要とする人とのかかわりの中で、医療者間や、患者・家族間で疑問やジレンマを感じることはないでしょうか。個人の学習で解決することもあるでしょうが、学術集会を通しての学びは、いろいろな人が行っている看護を共有でき、日ごろの疑問やジレンマを解決するヒントに出会い、明日からの看護をより良いものにする機会になるでしょう。
第3回は岐阜で開催です。認定看護師の方だけでなく、CKDにかかわる医療者の方にも多く参加していただき共に学びを深められるよう、実行委員と共に企画運営をすすめて参りたいと思います。是非お越しください。